【エマニュエル・パユ特集】世界一とも謳われているベルリンフィル首席フルート奏者パユの特徴、魅力、使用楽器などご紹介♫

どーも、Irassaiです😎
エマニュエル・パユという御仁をご存じですか??
フルートの名手でして、ベルリンフィルの首席フルート奏者です😆
私個人の見解としては、現在の世界一のフルーティストだと思ってます🤩
今回は、パユとは、経歴、使用楽器、魅力、実際の演奏、考え方などをご紹介していきたいと思います😊
では、行ってみよう♫

この記事はこんな方におすすめじゃ
・パユについて興味がある方
・世界で活躍するフルート奏者の経歴や考え方を学びたい方
・世界レベルの演奏を聴いてみたい方
なお、フルートを演奏するときに、「伴奏音源が合ったら練習しやすいのにな」と思ったことありませんか??
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伴奏音源を流してくれるお手軽なアプリについては以下の記事で紹介していますので、こちらも是非ご覧になってみてください👍
エマニュエル・パユ(Emmanuel Pahud) 簡単プロフィール

名前:エマニュエル・パユ(Emmanuel Pahud)
生年月日:1970年1月27日
出身:スイス・ジュネーブ(スイス西部の都市)
家族:グレゴリーとトリスタン(Grégoire and Tristan)の2人息子をもつ
職業:フルート奏者(ソリスト、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団首席)
バイオグラフィー

少年時代
1970年1月27日、スイスのジュネーブで生まれる。両親は音楽とは無縁で、父親はアメリカの会社に勤めていた。
パユが生まれて6週間後にバグダットへ移住する。
1歳の頃にパリに移住する。
1972年、マドリードに移住する。
1974年、ローマに移住する。近所に住んでいたフルート奏者とその家族に影響を受ける。
1978年、8歳の頃、ベルギーのブリュッセルに移住する。1979年〜1985年の間、the Music Academy of UccleのMichel Moinilに師事した。
1984年〜87年 Carlos Bruneelに師事した。
1985年 パユは初めてthe National Competition of Belgiumを受賞した。また、同年にthe National Orchestra of Belgiumと共演した。
青年時代
17歳までベルギーのブリュッセルで勉強し、A-Levelを取得した。さらに音楽を学ぶため、パリへ留学した。
パユは、 パリ国立音楽高等学校(the Conservatoire de Paris)でMichel Debost, Alain Marion, Pierre Artaud, Christian Lardeらに師事した。
在学中に、ドゥイノ国際コンクール(1988年)と神戸国際音楽コンクール(1989年)で1位を獲得した。
1988年に、the International Scheveningen Music Competition(オランダ)で2位を受賞した。これらのコンクールの経歴は、パユが バーゼル放送交響楽団の首席フルート奏者(1989年〜1992年)になるきっかけとなった。
1990年、パリ国立音楽高等学校を首席で卒業した。その後2年間、フランスの名手オーレル・ニコレ(Aurèle Nicolet)に師事した。
1992年、ジュネーヴ国際音楽コンクールで第1位を受賞した。
1992年、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団入団、翌年に首席フルート奏者に任命された(22歳)。
プロ奏者時代
ベルリンフィルでの仕事は、パユの国際的な認知度を高めた。
2000年に一時退団し、パリ国立音楽高等学校での教育活動や世界各国での演奏活動に従事した。
2002年に再びベルリンフィルハーモニー管弦楽団に戻り、現在も首席フルート奏者を務めている。
現在の活動状況
パユは年間160程度のコンサート活動(ベルリンフィルとソロ活動を合わせて)を行っている。
1993年から、様々なオーケストラと共演するようになっている。
また、様々なアーティストと共演し、世界各国でコンサート活動もしている。
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団とは

パユが所属しているベルリンフィルハーモニー管弦楽団についてみてみましょう😍
ドイツのベルリンに拠点を置いているオーケストラで、1882年設立、世界のトップオーケストラの1つとなっています🤩
2022/10現在の首席フルート奏者は、パユとセバスチャン・ジャコーになります😊
また、常任指揮者を楽団員の投票で決めるなどの特色もあります😚
ジルヴェスターコンサート、ヴァルトビューネ、ヨーロッパコンサートなどが名物コンサートです😆
Youtubeの公式チャンネルがあるので、そちらを聴いてみましょう♫
リンク:Khachaturian: Sabre Dance / Rattle · Berliner Philharmoniker
なお、ベルリンフィル以外のオーケストラや首席フルート奏者については以下の記事をご覧ください😘
パユの使用楽器の変遷

パユの最初のフルートは、ヤマハのシルバーです😘
その後、ムラマツのハンドメイドフルートを2つ親に購入してもらっています😄
コンクールの賞金を元手に、ブランネンの14Kゴールドフルートを購入しています(クーパースケールを採用していたのがブランネンだったからのようです)😃
その2週間後に、 Dana Sheridanの頭部管を購入しています😙
現在は、ヘインズの14Kゴールドフルートも使用されています😙
なお、ヘインズについては以下の記事で詳しく紹介していますので、こちらも是非ご覧ください👍
現在の教育活動

パユは多忙なため、個人レッスンは受け持っていません😅
しかし、ツアーの最中にマスタークラスを開講したりします🤩日本にもしばしば訪れるので、プロの方ならばパユに習うチャンスはあるかもしれません😘
また、オンラインによるマスタークラスの準備もしているようです😘
詳しくは、パユの公式サイトをご覧ください😍
リンク:https://www.pahudemmanuel.com/index.html
主な受賞歴

・ベルギー国際コンクール第1位(1985年)
・スケベニンゲン国際音楽コンクールで第2位(1988年)
・ドゥイノ国際コンクール第1位(1988年)
・第2回神戸国際フルートコンクール第1位(1989年)
・ジュネーヴ国際音楽コンクール第1位(1992年)
なお、神戸国際コンクールを含めた日本のフルートコンクールについては以下の記事をご覧ください😆
実際の演奏

それでは実際の演奏を見ていきましょう♫
今回は、私がおすすめする曲と演奏をお届けしていきたいと思います😆
プーランク・フルート・ソナタ
まずは、フルートの名曲の1つ、プーランク・フルート・ソナタをお届けします😎
近代のフランスの作曲家で、ランパルに捧げた有名なフルートのための作品です😁
リンク先の動画では、NHK交響楽団とパユが共演しており、パユの見事な音色がこの曲にマッチしています😄
リンク:プーランク/フルート・ソナタ
なお、プーランクのフルートソナタを含めたおすすめ楽譜については以下をご覧ください👍
ドビュッシー・シランクス
こちらは、ドビュッシーの無伴奏の名曲です🤩
1913年、ガブリエル・ムーレの舞台劇『プシュケ』のためにシランクスを作曲し、フルーティストのルイ・フルーリー(1878-1926)に捧げた作品です😊
リンク先の動画は、ベルリンフィルのコンサートの時にパユが演奏したものです😊
私の中では1番好きな演奏で、パユの綺麗な音色からスタートしたかと思えば、ヒュッと消えるような音色を奏でており、雰囲気満点で鳥肌ものです🤩
リンク:Claude Debussy, “Syrinx" for solo flute
なお、無伴奏曲に興味がある方は以下の記事もご覧ください😊
Mozart: Flute Concerto No. 1
モーツァルトのフルートコンサートNo.1です🤩
パユの表情、音色、雰囲気が合わさった素晴らしい演奏になっています😙
リンク:Mozart Flute Concerto in G – 1
ハチャトゥリアン フルート協奏曲
アップテンポな曲をご紹介😘
非常に難易度の高い曲を華麗な演奏で披露してくれています😋
パユの超絶技巧が見られますよ😍
リンク:Khachaturian Flute Concerto
パユ インタビュー

では、パユへのインタビュー記事を通じて人柄や人間性についてみてみましょう😊
浜松市文化振興財団情報誌によるインタビュー
リンク:『浜松市文化振興財団情報誌 「HCF News」 vol.34』
パユに対して、フルートを始めたきっかけ、印象に残った演奏、大事にしていることなど、基本的なインタビューを載せてくれています🤩
印象的だったのが、アーティストとして大事にしていることが「作曲家の精神を甦らせること」と答えていることです😉
この返答から、自分のオリジナルを加えたり、独創的な演奏に力を入れることよりも、以下に曲を理解して表現するかを重要視していることがわかります😊
ここに、パユがクラシックを中心に演奏している理由があるのでしょう😘
銀座 王子ホールマガジン インタビュー
リンク:銀座 王子ホール HP
このインタビューでは、数々の共演者との出会い、オペラ、デジタルコンサートなどについてコメントしています😍
デジタルコンサートを通じて多くの方に演奏を伝えていくことに対しては肯定的な考えを持っているようで、これからもいろんな企画を通じて演奏を届けてくれそうです🤩
また、共演者に拡声器で呼びかけヘルメットを被せようとするなど、お茶目な性格の持ち主のようです😆
THE FLUTE vol.173 インタビュー
ここでは、リーフレックというフルートの音色や音量を改善するアイテムについてのインタビューが載せられています😊
おそらく、パユはリーフレックの広告塔の役割をになっているため、肯定的な発言しかしていませんが、こういう備品に対して悪い印象を持っていないことは伝わってきます😊
しかし、最後は、練習の大切さについて付け加えてくれています😚
Österreichische Flötengesellschaft (ÖFG) インタビュー
リンク:OFG HP
新作CD、音楽に対する考え方などについてのインタビュー記事になります😎
印象的だったのは、機械や電子楽器に対して偏見を持っていないことです😊
バッハやモーツアルトが現代に存在していたら、これらの楽器や音源を使っていただろうと述べており、これらの必要性についても理解しています😘
しかし、人間によるコンサートの重要性についても説いており、共存するのがベストという考え方のようです😚
パユに師事したフルート奏者

最後に、パユに師事したフルート奏者についてみていきましょう🤩
今回は、プロフィール上に「パユに師事した」と記載のある方々を紹介していきます😊
小山 裕幾
フィンランド放送交響楽団首席フルート奏者の小山 裕幾さんです😎
第6回神戸国際フルートコンクールにおいて日本人初の第1位を受賞した凄腕のフルート奏者です😁
プロフィールに「エマニュエル・パユに師事」と書かれている以上の情報は入手できませんでしたが、スイスのバーゼル音楽院を卒業されたり、フィンランド放送交響楽団で活躍されたりなど、海外での活動も豊富ですので、その過程で師事したのかもしれませんね😙
参考情報:The Flute Online
ワルター・アウアー(Walter Auer)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者です😎
親日家の方で、よく日本に来日するアウアーですが、ベルリン・フィルのオーケストラ・アカデミー奨学生として入団した際に、パユに師事しています😉
ウィーンフィルの首席フルート奏者になる方に指導をしていたとは、さすがパユ様です😅
Tomer Amrani
イスラエル出身のプロフルート奏者のTomer Amraniさんです😀
ベルリンのthe Barenboim-Said Academyにて、パユに師事していました😉
Sunghyun Cho
韓国出身で、Cologne’s Gürzenich Orchestraのプロフルート奏者のSunghyun Choさんです😎
ベルリンフィルの the prestigious Karajan Academyでパユに師事しました😆
まとめ
さて、本記事をまとめますと・・・・
・スイス出身、ベルリンフィルの首席フルート奏者。
・ベルリンフィル、ソリスト、その他活動を含め、年間160程度のコンサート活動をしている。
・現在メインに使用している楽器は、ヘインズの14Kゴールドフルート
・主な受賞歴:ドゥイノ国際コンクール第1位、第2回神戸国際フルートコンクール第1位、ジュネーヴ国際音楽コンクール第1位など。
最後までご覧になって頂き有難うございました😍
フルートを始めたい♫上達したい方へ
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