フルートのチューニング方法について紹介してみた🎶
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どーも、Irassaiです。
フルートを始めてみたものの、どうやってチューニングしたら良いかわからないですよね。
ということで、今回はフルートのチューニングについてご紹介していきたいと思います。
チューニング方法、コツ、必要性、便利な道具などなど。
本記事を参考にしつつ、しっかりしたチューニング方法を学んでみてください。
ちなみに、楽譜を自動で伴奏や演奏をしてくれるアプリをご存知ですか??
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また、以下の記事ではMetronautを始めとした自動伴奏アプリやそれらの使い方について紹介していますので、こちらもぜひご覧になってみてください。
フルートのチューニング方法
チューニングとは、楽器の音をある音程の高さに揃えることを言います。
フルートの場合は、「ラ」の音を442Hz(ヘルツ)の音の高さで揃えることが一般的です。
この章では、フルートのチューニング方法について解説していきます。
フルートのチューニングの基本
フルートをチューニングする流れとしては、①チューナーを442Hzにセット、②「ラ」の音を吹く、③音の高さを調整する、④再び「ラ」の音を吹く、という流れになります。
1つ1つ見ていきましょう。
チューナーを442Hzにセットする
まず、チューナーを442Hzに設定します。
チューナーは、電子式やアプリがありますが、どれを使っても構いません。
どのチューナーを使うべきか悩まれている方は、「おすすめチューナー」の項目をご覧ください。
「ラ」の音を吹く
次に、第1オクターブか第2オクターブの「ラ」の音を吹きます。
もし、どちらの「ラ」を吹くべきか悩まれている方は、演奏したい曲の楽譜がどちらの音程の「ラ」が多いのかで決めましょう。
例えば、低音領域の多い曲を演奏するならば第1オクターブの「ラ」、中音域以上の音が多い曲ならば第2オクターブの「ラ」でチューニングします。
「ラ」の音を吹くと、チューナーに「A」が表示されます(「A」は英語式の表示方法で「ラ」という意味になります)。
音の高さを調整する
「ラ」の音を吹くとチューナーに「A」と表示されますので(青矢印)、チューナーが赤矢印のメモリを示すよう音の高さを調整していきます。
「ラ」の音を吹いてた時にメモリが左側に行く場合は音を高く、右側に行く場合は音を低くします。
音の高さを変える方法は、「①頭部管を抜き差しする」、「②吹き方を変えるの」の2つがあります。
①の方法は、頭部管を差し込むと音が高くなり、抜くと音が低くなります。
数mm程度でも十分音が変化しますので、数mm単位で抜き差しして調整していきます。
②の方法は、息を管に入れ込むこと音が低く、上向きに吹くと音が高くなります。
後は、口の中を広くし柔らかな音にすると音程が安定します。
この2つの方法を駆使して音の高さを調整していきましょう。
再び「ラ」の音を吹く
音の高さが調整できたら、再び「ラ」の音を吹きます。
これで、チューナーが正しいメモリを示したらチューニングの完成になります。
フルートの場合、吹き方を変えるだけで音の高さが変わりますので、チューニングで合わせた時の吹き方や感覚を思い出しながら演奏すると良いでしょう。
ピアノとチューニング
ピアノと一緒に演奏する場合は、ピアノの音でチューニングをします。
ピアノの場合も同様に「ラ」の音でチューニングを行います。
ピアノに「ラ」の音(または和音)を弾いてもらい、その音に合うようにフルートの音の高さを調整していきます。
この場合は自分の音感が頼りになりますが、難しい場合は先生や他の方にアドバイスを聞きながら音を調整していくと良いでしょう。
他のフルートとチューニング
フルート同士でアンサンブルをする場合は、全員で音の高さを調整していきます。
この場合も「ラ」の音でチューニングを行います。
いきなり合わせようとすると難しいので、あらかじめチューナーで音の高さを合わせた後にフルート同士でチューニングをすると良いでしょう。
フルート同士でチューニングする場合、一人の人の音の高さを基準にして音を合わせていくとスムーズに調整できます。
また、音の高さを合わせていく際は音感が頼りになりますが、違和感があるかどうかやノイズがあるかどうかを見極めていくと調整しやすいのでおすすめです。
チューニングが合わない時のコツ
チューニングの方法はわかったけれども、なかなか上手くチューニングってできないですよね。
この章では、私の経験を通じて得たチューニングのコツについて紹介していきます。
上手くチューニングができない方は参考にしてみてください。
ウォームアップをする
フルートを組み立てていきなり吹くと音が固く不安定です。
この状態でチューニングしても、管が温まってくると音程や音高が変化していきますので、5分くらい吹いてウォームアップしてからチューニングすると効果的です。
わざと音の高さをズラしてみる
フルート同士でチューニングする場合、自分の音が高いのか低いのかよくわからなくなります。
そういう場合、わざと音を高くしていったり低くしていったりします。
そうすると、音がズレていくことによって感じる違和感が大きくなっていきます。
音をわざと高くしたり低くしたりして、その違和感が小さくなるポイントが音の高さが合っている点になります。
柔らかい音色で吹く
とりあえず吹いてから音の高さを調整するのではなく、柔らかい音で吹くことを意識すると音程が安定するのでチューニングしやすくなります。
柔らかい音のイメージとしては、歌手の方がお腹から声を発声するようなイメージが近いです。
詳しくは以下の記事で紹介していますので、柔らかい音がよくわからない方はご覧になってみてください。
合わせようとしすぎない
実は、肩肘張って合わせようとしすぎるとドツボにハマります。
慣れないうちは、チューナーのメモリにピタッと合わなくともその周辺までメモリがくるよう調整できたらOKとするので良いでしょう。
頭部管よりも吹き方を意識
音の高さを調整する方法は、頭部管の抜き差しと吹き方を変えることで行います。
しかし、吹き方が悪いといくら頭部管で調整しても音の高さが合いませんので、最初のうちは頭部管よりも吹き方を変えることによる調整方法を覚える方が良いです。
息を管の中に入れ込んでいくと音が低く、上向きに吹くと音が高くなりますので、これらを念頭に吹き方で音の高さを調整できるようになる練習をしていきましょう。
管を温めてみる
冬になり気温が下がってくると、音が出しづらくなり音の高さも変化します。
そういう時は、部屋の温度を上げる、管を手で温めてやる、ある程度吹いて管を温めてやるなどしてからチューニングすると安定します。
なぜチューニングが必要なのか?
そもそも、なぜチューニングしなければならないのでしょうか??
最大の理由は、フルートが音程を変化させられる楽器だからです。
例えば、ピアノは「ラ」の鍵盤を叩けば「ラ」の音がでますが、微妙に高い「ラ」や微妙に低い「ラ」の音を出すことができません。
ピアノにおいては、「ラ」という音は1つだけです。
一方、フルートは「ラ」の運指をして吹いても吹き方によって微妙に音程を変化させることができます。
その特性が故に、同じ「ラ」の音を吹いても他の楽器と音程が合わないといった現象が生じるのです。
そのため、フルートの様に音程を変化させることができる楽器は必ずチューニングする必要があるのです。
どんな時にチューニングする?
<チューニングが必要な時>
・フルートを演奏する時
・ピアノと合わせて演奏するとき
・他のフルートと合わせて演奏する時
・他の楽器と合わせて演奏する時
基本的には、演奏する前にチューニングを行います。
一人で演奏する時だろうが、他の楽器と合わせて演奏する時だろうが、演奏する前には必ずチューニングをします。
一方、一度チューニングしたら、その後頻繁にチューニングすることは少ないです。
演奏を始める前にチューニングするのだと覚えておきましょう。
おすすめチューナー
この章では、私が実際に使ったことのあるおすすめなチューナーをご紹介していきます。
どんなチューナーを使えば良いのか悩んでいる方はご覧になってみてください。
Smart Metronome & Tuner
Smart Metronome & Tuner|App Store
アプリ名:Smart Metronome & Tuner
対象楽器:様々な楽器に対応
対応OS:iOS、Android
iphoneとandroidに対応したアプリになります。
無料で使える上にメトロノーム機能もついているため、非常に便利なアプリと言えます。
また、無料アプリなのに広告が邪魔にならないため、とても使いやすいです。
実は、広告は下画面に小さく表示されるだけなので、邪魔にならないのです。
なお、他のチューナーアプリにも興味がある方は以下の記事もご覧になってみてください。
Smart Metronome & Tunerの特徴
Smart Metronome & Tuner|App Store
針式メーター表示、シンプルなデザインでとても見やすいです。
操作も簡単です。
音叉機能あります。
音を録音し、その音を測定できます。
メトロノーム機能もついてます。
設定で、背景色、メトロノームの音を変えられます。
Smart Metronome & Tunerの使い方
① +と−ボタンでHzの数値を変更します。
② 設定した音を流します。
③ メトロノームに移動します。
*起動した瞬間からチューニング開始されます。
TDM-700G
製品名:YAMAHA ( ヤマハ ) TDM-700G ゴールド チューナーメトロノーム クロマチックチューナー
サイズ:幅 約 111mm、高さ 約 74mm、奥行き 約 18mm
重さ:103g(電池含む)
価格:2930円
電子式のチューナーならば、ほぼこれの1択です。
チューナーモードでは、Hzが変更でき、メトロノームモードでは、テンポとビートが変更できます。
電子音がなるタイプで、電池式ですが長持ちです。
別売りの「チューナー用コンタクトマイク」を付けると、周りに多少の雑音があってもチューニングできます。
吹奏楽など、大勢の人達と同室でチューニングする機会が多い方におすすめです。
製品名:Flanger FA-01 Clip-on Microphone for tuner チューナー用コンタクトマイク
価格:600円
チューニングあるある
チューニングをしていると、色々なあるあるに遭遇します(笑)。
ということで、この章ではチューニングあるあるについて紹介していきます。
気晴らしにのぞいてみてください。
チューナーでチューニングしたのにみんなと合わない
機械に頼りすぎて、みんなとチューニングが合わないあるあるです。
チューニングは「みんなと音程を合わせる」のが目的ですので、チューナーで合わせたから「私は合っている」、「私は悪くない」と考えるとこうなります。
チューナーで合わせた後は、みんなと音程を合わせていくことも大事ということも覚えておきましょう。
チューニングサボりがち
個人で練習するときにやりがちなあるあるです。
正直に言うと、私は個人練習の時はチューニングしてません。
フルートの頭部管の差し込み具合を覚えているので大してズレないだろうと考えているからですが、しっかり練習する場合は個人練習でも最初にチューニングした方が良いでしょう。
演奏前のチューニングが儀式になっているだけ
これは結構やりがちなあるあるです。
例えば、フルート四重奏で本番に臨む際、必ず本番の演奏前にチューニングしますが本番での緊張と焦りからチューニングの作業はするものの、音程を合わせきれずに本番に入ってしまうという。
毎回先生に意見を求めてしまうため、いまだに自分たちだけでチューニングするのが苦手ですが、これをしないよう普段から自分たちだけでチューニングできるよう練習しておく必要がありますね。
おまけ:チューナーのメモリの意味
最後はちょっとおまけのコーナーです。
チューナーには上記の写真の赤矢印にあるような小さな矢印が2つあります。
この意味わかりますか??
実は、この間の範囲に収まるようチューニングの音程を調整しましょう・・・と言う意味ではありません(笑)
この矢印の意味は、純正律の三度の目安なのです。
やや難しいのですが、フルートなどは純正律に基づいて音色を奏でると心地よい和音を奏でることができます。
例えば、Cメジャー(ハ長調)のCコードを演奏する際、ドはチューナーの真ん中、ミを左側の矢印に合わせると綺麗な和音になるのです。
ちょっと難しい考え方なのですが、「純正律の三度の目安」ととりあえず覚えておくと後々役に立つでしょう。
まとめ
さて、本記事をまとめますと・・・
<フルートのチューニング方法>
①チューナーを442Hzにセット
②「ラ」の音を吹く
③音の高さを調整する
④再び「ラ」の音を吹く
最後までご覧いただき有難うございました。
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また、以下の記事では楽器買取について詳しく紹介していますので、興味がある方は以下の記事もご覧になってみてください。
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