【初心者向け】フルートが上手い人の特徴22選
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フルートが上手い人ってパッと見でわかったりしますが、具体的には自分たちと何が違うのでしょうか??
今回は、私が今まで出会ってきた人たちの中で実際にフルートが上手かった人の特徴についてご紹介していきたいと思います。
なお、本記事の中での「上手い人」とは、「アマチュアのフルーティストの方で上手い人」とします。
上手い人の特徴を把握して、少しでも上級者に近づいていきましょう🎶
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フルートが上手い人の特徴22選(一覧)
フルートが上手い人というのはどのような特徴があるのでしょうか??
フルート歴9年目である私の視点から上級者の特徴をお話ししていこうと思います。
<フルートが上手い人の特徴>
・音色がキレイ
・音色が柔らかい
・音色をコントロールできる
・音程が整っている
・音量を大きくできる
・音量のコントロールが上手い
・ビブラートがコントロールできている
・表現力がある
・小さい音のコントロールが上手い
・一発目で良い音が鳴る
・音の処理が上手い
・指回しがスムーズ
・音の間に変な音がしない
・音階が滑らか
・リズム感がある
・テンポがきちっと取れる
・人前で演奏できる
・動きにキレがある
・動きに意味がある
・目つきが変わる
・ブレスが上手い
・初見力がある
なんと、書き出してみたら22個もありました。
大きく分けると、「音」、「指回し」、「リズム感」、「動き」、「その他」に分類できましたので、次章以降ではこれらの項目別に1つ1つ紹介していきます。
フルートが上手い人の特徴:音編
この章では「音」に関するフルートが上手い人の特徴について深掘りしていきます。
1つ1つみていきましょう。
音色がキレイ
フルートの上手さを測る指標の1つは音色です。
単純に音色がキレイ、豊かな音、柔らかい音、キレのある音、重厚な音、芯の通った音、大きい音など、音色のキレイさは色々です。
とにかく誰が聞いてもキレイと感じられる音色を奏でることができる人は上手い人と言えるでしょう。
音色が柔らかい
一般的には、音色は柔らかい方が心地よい豊かな音色と言えます。
例えば、フルートのアンサンブルをする際に、音色を柔らかくして合わせるようにとよく指導されます。
これは柔らかい音色で合わせると豊かなハーモニーになるし、音程も合いやすいからです。
従って、柔らかい音色を奏でられる人は上手い人と言えるでしょう。
音色をコントロールできる
上手い人は音色をコントロールすることができます。
音色がキレイでも一定であると聞いてる方は飽きてしまいますし、表現力が低いように感じてしまいます。
例えば、激しい曲ならば激しい音色で、静かな曲なら静かでキレイな音色で、悲しい曲ならば悲しい音色といったように、音色をコントロールできると表現力が高く上手い人であると言えます。
音程が整っている
フルートは音程を変化させることができる楽器です。
例えば、「ド」の運指でドを吹いても吹き方によって微妙に音が高くなったり低くなったりします。
この特性が故に、正しい音を吹いているつもりでも音程がずれてしまうことがよくあります。
しかし、上手い人は高くなりやすい音、低くなりやすい音、自分の吹き方の特性を知っているので、正しい音で吹くことができます。
音量を大きくできる
単純に大きな音を出すことができる人は上手いです。
フルートは息を入れれば大きな音が出るというわけではなく、うまくコントロールできないとすぐに音が裏返ります。
また、エッジに当たった芯のある音でないと大きくなりません。
昔に私と同じ教室に通っている上級者と先生とでデュオをしていた時に両者に差を感じたことの1つは、この音の大きさでした。
先生の方が豊かで大きな音で演奏できていたので、これが上級者とプロの差なのかなと感じました。
と言うことで、大きな音を出せる人は上手い人と言えるでしょう。
音量のコントロールが上手い
大きな音が出せてもコントロールできないと上手い人とは言えません。
曲を演奏するときは、絶えず音量を大きくしたり小さくしたりするので、音量のコントロールが上手い人はフルートを吹くのが上手いと言えるでしょう。
ビブラートがコントロールできている
ビブラートは、深いビブラート、浅いビブラート、早いビブラート、遅いビブラートなど、ビブラート1つとっても多種多様です。
上手い人はこれらのビブラートを曲調に合わせて使い分けが出来ます。
従って、ビブラートをコントロールできる人は上手い人と言えます。
表現力がある
曲を演奏する際には、上手ければ上手い方ほど曲の表現力が高いです。
これは音だけでなく、表情、動き、仕草なども含まれます。
小さい音のコントロールが上手い
私は小さい音を出す時にレベルの差が出ると考えています。
フルートは小さい音を丁寧に良い音で吹くのが本当に難しいのですが、これができる人は上手い人と言えます。
例えば、上記の動画は世界的フルーティストのエマニュエル・パユがシランクスを吹いている動画です。
最初のフレーズは、冒頭部分で大きな音を出した後に小さい音で締めくくっているのですが、この小さい音の美しさに惚れ惚れします。
この例は流石に上手すぎですが、このように小さい音をコントロールできる人は上手いと言えるでしょう。
一発目で良い音が鳴る
フルートは一発目で良い音を鳴らすのが難しい楽器です。
特に出だしは緊張と合わさってキレイな音を出すのに苦労します。
どんな状況でも一発目から良い音を鳴らせる方は上手い人といえるでしょう。
音の処理が上手い
音の処理が上手いとは、休符前の音を自然に小さくしたり、ブレス前の音を目立たなくしたりと、音をキレイに小さく消すことを言います。
これが結構難しくて、ブレス前の音をよくぶつ切りにしてしまいがちなのですが、上級者は音の処理がとても上手です。
上の動画のパユの例でも、音の処理のうまさが際立っています。
フルートが上手い人の特徴:指回し編
この章では「指回し」に関するフルートが上手い人の特徴について深掘りしていきます。
1つ1つみていきましょう。
指回しがスムーズ
指回しのスムーズさは上級者とそうでない者の差がよく出る指標です。
難しいフレーズや早い曲でもスムーズに演奏できるか、音階を吹くさいにキレイに奏でられるかなど、指回しがスムーズな方は上手い人と言えます。
音の間に変な音がしない
フルートは運指を変えると違う音が出ますが、運指を変えている際にスムーズに移行できないと変な音が鳴ります。
例えば、ドを吹いた後にレを吹く時にその間に変な音が出てしまうという現象です。
これが結構難しくて、今私も取り組んでいることの1つになります。
上級者は音の間に変な音がしないため、音階を演奏した時も実にキレイです。
音の間に変な音がしないかどうかも上手い人か見極める上で重要になります。
音階が滑らか
上述したことと重複しますが、音階を滑らかに演奏できるかたは上手いです。
例えば、ド〜シまでを順番に演奏するとき、上級者は音と音の間に変な音が出ず、途中に潰れた音がなく、一定のテンポでキレイに吹くことができます。
音階を吹いたときにどれだけ滑らかに演奏できるかを見ると、上級者かどうかすぐに分かります。
フルートが上手い人の特徴:リズム感編
この章では「リズム感」に関するフルートが上手い人の特徴について深掘りしていきます。
1つ1つみていきましょう。
リズム感がある
基本的に曲を演奏するときは楽譜を忠実に演奏します。
その際、楽譜に記載されている通りのテンポとリズムで吹くのは意外と難しいです。
上級者は正確なリズムで演奏するのがとても上手です。
リズムを正確にしっかり取れる方は上手い人といえるでしょう。
テンポがきちっと取れる
リズム感と同様にテンポをきちっと取れるかどうかも上級者の特徴です。
実際に演奏するとしみじみ感じますが、楽譜に書かれている通りのテンポで演奏するのは難しいです。
例えば、得意なフレーズは早くなってしまったり、難しい部分は遅くなってしまったりと、でこぼこな演奏になってしまうことがよくあります。
どんな曲でもテンポを正確に取れる方は上手い人と言えます。
フルートが上手い人の特徴:その他編
この章では「その他」に関するフルートが上手い人の特徴について深掘りしていきます。
1つ1つみていきましょう。
人前で演奏できる
フルートが上手いかどうかは、人前でも普段と同様に演奏できるかどうかも重要です。
例えば、私の知り合いで普段の練習ではとても上手いのに人前での演奏になると緊張して普段の力が出せない方がいます。
一方、同じくらいの実力なのに人前でも平然と演奏できる知り合いは、上述した方と比べるとやはりこの知り合いの方が上手いと思ってしまいます。
人前での演奏は緊張との戦いですので、どのような状況でも普段通りの演奏ができる方は上手い人といえるでしょう。
動きにキレがある
フルートが上手い人は演奏に動きがあります。
一方、初級者であればあるほど、棒立ちで演奏しがちです。
いくらキレイな音を奏でられても棒立ちだと上手くないような印象を受けてしまいます。
プロの演奏を思い返しても、棒立ちで演奏している方を見たことありません。
動きにキレのある演奏ができる方は上手い人といえるでしょう。
動きに意味がある
演奏中に動きがあると上手く見えるからといって、適当に動けば良いというわけでもありません。
静かな曲は静かに、激しい曲は激しくなど、曲調やテンポに合わせて動かないといけません。
上級者は演奏中の動作も含めて音楽を表現するので、意味のある動きができる方は上手いと言えます。
目つきが変わる
これは私の中での感覚ですが、上級者はフルートを手に持ち演奏し始めると急に目つきが変わる方が多いです。
おそらく、フルートを持つとスイッチが入るからだと思いますが、普段大人しい方なのにフルートを持つと急に目を見開いて堂々と演奏したりします。
これはフルートの演奏に自信を持っているとうのもあると思います。
フルートを手にもつと急に目つきが変わると上手い人だなと感じます。
ブレスが上手い
私の先生は「ブレスも含めて音楽だ」とおっしゃっています。
ブレスの仕方、ブレスをする場所などがスムーズで的確に行うのはとても難しいです。
ブレスを含めて音楽を表現できる方は上手いといえるでしょう。
初見力がある
音楽の試験などには「初見演奏」というものがあるように、初見でどこまで正確に吹けるかどうかも上級者の指標の1つです。
上級者は譜読みが早く初見でも正確に演奏できるので、初見力がある方は上手い人といえるでしょう。
フルートが上手くなる練習方法
「フルートが上手い人の特徴」で述べたことを踏まえて、自分には何が足りていないかを考え練習していきましょう。
今回は22項目もの特徴を紹介しましたので、1つ1つの練習方法を記載することは割愛します。
以下の記事では、それらの練習方法について色々紹介していますので、こちらの記事をご覧になってみてください。
フルートが下手な人の特徴
<フルートが下手な人の特徴>
・すごく力んでいる
・音色が固い
・演奏を止めてしまう
少しだけフルートの初級者の方に見られる傾向について紹介します。
初級者の方は特に上記の3つについて特徴が挙げられます。
演奏そのものが悪いと言うよりかは、全体的にすごく固くなってしまう傾向があります。
自分の実力に自信がなくとも、まずはリラックスすることから始めてみてはいかがでしょうか??
なお、初心者の方におすすめな基礎練習メニューをまとめた記事もありますので、こちらも是非ご覧ください。
さらにフルートが上手くなるには
今回は、フルートが上手い人の特徴について紹介させて頂きました。
各特徴と自分の特徴を照らし合わせ、さらなる上達に向けて練習してみてください。
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ホームページにはない情報も載せていますので、こちらの記事も是非ご覧になってみてください。
まとめ
さて、本記事をまとめますと・・・
<フルートが上手い人の特徴>
・音色がキレイ
・音色が柔らかい
・音色をコントロールできる
・音程が整っている
・音量を大きくできる
・音量のコントロールが上手い
・ビブラートがコントロールできている
・表現力がある
・小さい音のコントロールが上手い
・一発目で良い音が鳴る
・音の処理が上手い
・指回しがスムーズ
・音の間に変な音がしない
・音階が滑らか
・リズム感がある
・テンポがきちっと取れる
・人前で演奏できる
・動きにキレがある
・動きに意味がある
・目つきが変わる
・ブレスが上手い
・初見力がある
最後までご覧いただき有難うございました。
ちなみに、楽譜を自動で伴奏してくれるアプリがあることはご存知でしょうか??
Metronautは、自分の好みな曲を選択すると楽譜が表示され、さらに伴奏音源を流しながら自分の楽器を練習することができるアプリです。
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