【フルートの素材徹底研究】種類、産出量、生成方法、相場など♫
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どーも、Irassaiです😎
フルートに使われている素材と言えば、金、銀、プラチナ、洋銀、白銅、木製ですが、これらの材料がどう生まれ、どう加工されているか知っていますか??
そこで、今回は、これらの素材とは、産生国、生成方法、相場などについて紹介したいと思います🤩
これらの知識を得ると、フルートの値段が徐々に上がっている理由も見えてきますよ😆
では、行ってみよう♫
この記事はこんな方におすすめじゃ
・フルートの素材について深く知りたい方
・素材の採掘、精製、加工などについて知りたい方
・フルートの価格が上がっている理由について知りたい方
ちなみに、楽譜を自動で伴奏してくれるアプリがあることはご存知でしょうか??
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また、以下の記事ではMetronautを始めとした自動伴奏アプリやそれらの使い方について紹介していますので、こちらもぜひご覧になってみてください👍
フルートに使われている素材
フルートに使われている素材は、金、銀、プラチナ、洋銀(洋白)、白銅、木製です😎
一般的なフルート価格としては、プラチナ = 金 > 木製>銀 > 洋銀(洋白)> 白銅の順番です😆
また、その素材だけで作られているフルートもあればキィは金で菅体は銀など、部分的に他の素材を使うこともあります🤩
詳しくは、以下の記事で国内メーカーのフルート比較を紹介しているのでご覧ください😊
フルート素材 金(ゴールド)
金とは
金は元素記号でいうとAu、原子番号79の金属元素です😎
金の持つ性質として挙げられるのが、展延性、熱伝導性、電気伝導性、耐食性などがあります。
金は、とても柔らかいため、形を変えて加工しやすいという特徴(展延性)があり、アクセサリーなどに使われます😘
金は、電気伝導性に優れているため、工業用品や医療機器の部品にも利用されています😍
耐食性とは、酸化しにくい性質のことで、純金製のフルートは黒ずみなどができません😊
純度
金の純度は24分率で表されることが多く、カラット(Karat)で表示されます😎
純金は24金、24カラット、K24、24K、24kt、24ctと表されます😁
フルートでは、24Kと表示されることが多いですね😍
そして、金の純度が18/24であれば18K、14/24であれば14K、9/24であれば9Kと表示されます😚
金の採掘
金はどうやって手に入れるのでしょうか??
金は、山か川から取れます😁川から取れた金を「砂金」、山から取れた金を「山金」と言います🤩
基本的には、山金、つまり金鉱石を発掘して、その中にある金を抽出することにより、一般的な金が作られます😁
金の生成方法
金は、金鉱石から銅を取り出し、その銅から電気分解により金を抽出し、精製することで作られます😎
(金の生成方法)
1. 金鉱石を掘り出す
2. 金鉱石から銅を取り出す
3. 取り出した銅をさらに精錬する
4. 3の銅に含まれている金・銀を電気分解によって分ける
5. 4を塩素ガスにより金を含む液体とそれ以外に分ける
6. 5の金を含む液体から溶媒抽出法を使って金を抽出
7. さらに金を精錬
8. インゴット・ゴールドバーと呼ばれる形に加工
引用:https://www.shichinokura.com/gold-kaitoriblog/makiegold
金の産出量
2020年の金の総産出量は世界全体で3,200トンです🤩
では、金を産出している国はどこなのでしょうか?2020年のデータを見てみますと・・・
(金の産出量)
1位:中国 380トン
2位:オーストラリア 320トン
3位:ロシア 300トン
4位:アメリカ 190トン
5位:カナダ 170トン
6位:ガーナ 140トン
7位:インドネシア 130トン
8位:ペルー 120トン
9位:カザフスタン 100トン
10位:メキシコ 100トン
上位10カ国でほとんどの金を産出していますね😘
日本では金がほとんど産出されていないので、金は輸入に頼っていることになります😅
つまり、金の価格は海外の相場に左右されていることになります😱
金の埋蔵量
埋蔵量とは、その時点で確認されている「採掘することが経済的に合う」地下資源のことを言います😎
2020年時点で確認されている埋蔵量は世界で57,490トン、地上にあるゴールドの総量は201,296トンと言われており、地上にあるゴールドの量の方が多く、金の希少性が伺えますね😘
しかし、埋蔵量という言葉にはカラクリがあり、将来の新たな鉱脈の発見、ゴールド価格の動き、そして採掘技術の進歩によって埋蔵量は増減しますので、上記の埋蔵量は今後変化する可能性があります😅
金の相場
引用:日本マテリアル
2022/6/24時点での金相場です😎
2019年6月(5,000円)から比べると、現在は約8,000円で、1.5倍以上になっています😱
金相場は経済状況によって左右されますが、近年の価格高騰は、アメリカと中国の貿易問題、新型コロナによる感染拡大、ロシアとウクライナの戦争などによって、安全資産の金が買われていることが影響しています😅
従って、最近のゴールドフルートの価格が高くなっているのも原材料が高騰していることが一因していると思われます😱
今後の予想をすることは難しいですが、さすがに価格が高騰しているので、数年後には価格が下がってきて落ち着いてくるとは思われますが、それがいつになるかは誰にもわかりません😅
フルート素材 銀(シルバー)
銀とは
銀は元素記号でいう Agの物質ですね😎
銀の物質的特徴としては、電気伝導率、熱伝導率、可視光線の反射率が金属中最大です😆そして延展性はゴールドに次いで2番目です😆
このような性質が利用され、銀の需要としては主に工業用メタルとしての利用が多いようです😀
銀の採掘
銀の場合、金と違って、銀をメインターゲットとして発掘されることは少なく、上述した金鉱石の精製過程で産まれるように、他の金属の副産物として銀も抽出、精製される場合が多いです😍
この場合が全体の3/4、残りの1/4は銀鉱石から抽出されます🤩
銀の産出量
2020年時点で、全体の産出量が24,399トンで、上位10位は・・・
(銀の産出量)
1位:メキシコ 5,541トン
2位:ペルー 3,411トン
3位:中国 3,377トン
4位:チリ 1,474トン
5位:オーストラリア 1,362トン
6位:ロシア 1,323トン
7位:ポーランド 1,225トン
8位:アメリカ 986トン
9位:ボリビア 930トン
10位:アルゼンチン 714トン
上位10位で約20,000トン産出していますので、これらの国々が重要になってきますね😙
また、金の総産出量が3,200トンなので、金の希少性がよくわかりますね😄
銀の埋蔵量
2020年は112,864トンが確認されています😍
しかし、これも金と同様で、将来的に増減する可能性があります😆
銀相場
引用:日本マテリアル
こちらも金と同様に、2020年6月以降から価格が増加していますね😍原因も金と同様な経済的理由と考えられます😅
銀製フルートの価格が上がっているのも、これに起因しているのでしょう😱
フルート素材 白金(プラチナ)
プラチナとは
プラチナは白金とも呼ばれる原子番号78の元素で、元素記号は Ptですね😎
触媒としての高い活性から自動車の排気ガスの浄化触媒としての利用がメインになるようです😊
また、金と同様に、塩酸と硝酸の混合液である王水以外には溶けないため、自然界に存在するどんなものにも反応しないため、酸化せず化学的に非常に安定しているのが大きな特徴です🤩
そのため耐久性も高く、苛酷な環境でも安定した性能が発揮できるので、自動車の点火プラグ、電極、るつぼなどにも使われています🤩
プラチナの採掘
プラチナはほとんど南アフリカから産出されます😎
南アフリカのブッシュフェルト複合岩体と呼ばれる約12万平方キロメートルの岩盤地帯に、プラチナをはじめとしたレアメタルを含む地層が広がっています😃
その地層から取れた原鉱石からプラチナが抽出されます😁
プラチナは、1トンの原鉱石からたった3g、細いリング1本分しか採れません😱
しかも、原鉱石から地金になるまでの時間は、ゴールドが約1週間なのに対してプラチナはその8倍、約8週間を要します😱
希少性としては、金よりもプラチナの方が上なのです🤩
プラチナの産出量
2020年におけるプラチナの総生産量は182.6トン、各国の産出量は・・・
(プラチナの産出量)
1位:南アフリカ 132.4トン
2位:ロシア 19トン
3位:ジンバブエ 14.5トン
4位:カナダ 6.6トン
5位:アメリカ 3.7トン
その他:6.4トン
圧倒的に南アフリカが多いですね😅
プラチナは、金や銀と異なり、世界中で取れるわけではなく、偏っているのです😅
その理由は、プラチナは隕石によって地球外からもたらされたと考えられているからのようです😂
プラチナの埋蔵量
これまでに産出された分も含め、地球上に存在するプラチナの総量は、16,000トンと推計されています😍
金や銀と比べてもかなり少ないですね😎
プラチナの相場
引用:日本マテリアル
プラチナも2020年12月あたりから価格が高騰しています😅
そして、実は希少性はプラチナが金よりも上なのですが、現在の価格は金の方が上です😱
これは金属として利用される用途が影響しているようです😆
プラチナは工業用需要:6割、宝飾需要:3割、金は工業用需要:1割、宝飾需要:5割以上です😆
とりわけ、プラチナは自動車産業に使われるので、不景気時に弱いです😅一方、金は安全な資産として不景気時に強い傾向があるので、現状価格が逆転しているというわけです😍
金属の価格は、希少性+経済にも影響されるので、その都度確認していくのが良さそうですね😅
フルート素材 木製(グラナディラ)
グラナディラとは
引用:Wikipedia
木製(木管)フルートの材料として使われているのは「グラナディラ」という木です😎
グラナディラは、アフリカン・ブラックウッドとも呼ばれ、アフリカに分布する樹木です😆
クラリネット、オーボエ、ピッコロなどでも用いられます😘
グラナディラの特徴
グラナディラは非常に重く硬い材質です😎
楽器の材料として用いられるようになったのは、複雑化したキーシステムを支えるための重くて硬い材料が必要になったことと、アフリカ産の重硬材を入手しやすくなったためと考えられています😘
しかし、十分なサイズの木材が採れるまでには70〜80年を要することや、過度な伐採などにより、希少な木材の一つとなっているようです😂
なお、グラナディラを使用した木製フルートについての記事も書いていますので、興味ある方はこちらもご覧ください😘
フルート素材 洋銀(洋白) 白銅
洋銀(洋白) 白銅とは
洋銀(洋白)は銅、亜鉛、ニッケルの合金、白銅は銅とニッケルの合金です😄
洋銀は、一定の通電性を有し、加工が比較的容易であることから、装身具や電気抵抗線、ばね材料、楽器の材料、硬貨の材料に使われています😚
白銅は、100円硬貨、50円硬貨などに用いられています😄
洋銀(洋白)の種類
洋銀は、一般用として、C7701、C7521、C7541、C7451の4種類、耐熱変色用として、HCR-C7701とHCR-C7521の2種類が存在しています😎
これらの合金の配合比は、JISで定められており、その配合比は上表をご覧ください😍
また、耐熱変色用のHCR-C7701とHCR-C7521は、一般用のC7701やC7521と同じ配合比ですが、加工方法を変更しています🤩これによって、高温環境下でも変色しにくく、外観不良を起こしにくいのです😚
洋銀は、それぞれの金属の配合比によって特徴が異なり、ニッケルが増すほど「ばね性」が、亜鉛が増すほど「強度」が、銅が増すほど「展延性」が上がるとされています😊
まとめ
さて、本記事をまとめますと・・・
・金:金鉱石から精製、2020年の総産出量は3,200トン、現在相場は上昇中で約8,000円
・銀:他の金属の副産物として抽出、2020年の総産出量は24,399トン、現在相場は上昇中で約100円
・プラチナ:原鉱石から抽出、2020年の総産出量は182.6トン、現在相場は上昇中で約4,500円
・グラナディア:アフリカに分布する樹木、非常に重く硬く、希少な木材
・洋銀(洋白):銅、亜鉛、ニッケルの合金
・白銅:銅とニッケルの合金
楽器店のスタッフさん曰く、フルートの値段は上がることはあっても下がることはないという・・・😱
要因の1つは、原材料が上昇傾向であることが考えられますが、他にも要因はあると思います😅
とりあえず、原材料の高騰が落ち着くのを祈りましょう😎
最後までご覧いただき有難うございました😎
ちなみに、楽譜を自動で伴奏してくれるアプリがあることはご存知でしょうか??
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また、以下の記事では楽器買取について詳しく紹介していますので、興味がある方は以下の記事もご覧になってみてください👍
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