フルートにおける替え指の一覧表を作ってみた
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替え指って便利ですよね。
特に、難しいフレーズを吹く時は役に立ちます。
しかし、替え指ってどうやれば良いのでしょうか??
ということで、今回はフルートにおける替え指の一覧表を作ってみました。
一目でわかるように一覧にしましたので、自分の都合に合わせて替え指を使ってみてください。
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また、以下の記事ではMetronautを始めとした自動伴奏アプリやそれらの使い方について紹介していますので、こちらもぜひご覧になってみてください👍
替え指一覧表
本記事で紹介する替え指の一覧表を作成しました。
第1オクターブ〜第3オクターブに分けてまとめていますので、適宜ご覧ください。
なお、以下のリンクから本記事で紹介する替え指の一覧表をダウンロードすることができますので、こちらも活用ください、
フルート替え指一覧表
第1オクターブ
本記事で紹介する第1オクターブの替え指は4種類になります。
画像をタップすると、詳細を紹介した項目に飛ぶようリンクを貼っていますので、細かい情報も知りたい方は画像をタップしてください。
第2オクターブ
本記事で紹介する第2オクターブの替え指は2種類になります。
画像をタップすると、詳細を紹介した項目に飛ぶようリンクを貼っていますので、細かい情報も知りたい方は画像をタップしてください。
第3オクターブ
本記事で紹介する第3オクターブの替え指は11種類になります。
画像をタップすると、詳細を紹介した項目に飛ぶようリンクを貼っていますので、細かい情報も知りたい方は画像をタップしてください。
おすすめ替え指
ここでは、私が良く使うおすすめの替え指をご紹介します。
便利な替え指を中心に紹介するので、これらの運指を是非覚えてみてください。
シ♭(ラ♯)
まずは、王道の替え指「シ♭」です。
これはブリチャルディキーを使います。
上図の上段が普通の運指、下段がブリチャルディキーを使った運指になります。
ブリチャルディキーの便利なところは、「シ♭」以外の音は普通のナチュラル音が鳴ることです。
つまり、ブリチャルディキーを常に押さえながら演奏すると、「シ」以外の音は普通の音がなり、「シ」の時だけ「シ♭」になるのです。
ただ、ブリチャルディキーを押さえながらだと、3オクターブ目のファ♯が出ませんので、ここだけ注意してください。
第3オクターブのファ♯(ソ♭)
第3オクターブのファ♯は安定して音が出しにくいので、いつも苦労します。
そこで、替え指です。
第3オクターブのファ♯の通常運指で、右手の薬指を離して、中指を押さえます(上図)。
そうすると、吹きやすくなり音も安定します。
第3オクターブのソ♯(ラ♭)
第3オクターブのソ♯も出しにくい音ですが、この替え指を使うと安定します。
しかし、やや押さえにくい運指なので、早いフレーズの時には向かないです。
第4オクターブのド♯(レ♭)
第4オクターブはかなり出しづらいのですが、第4オクターブのド♯に関してはこの替え指をするとやや出しやすくなります。
安定感もあるのでおすすめです。
フルートの替え指(詳細)
ここではフルートの替え指について、1つ1つ細かく紹介していきます。
細かい特性について知りたい方はご覧ください。
運指表の見方
以下で紹介している運指表は全て簡易的な図を使っています。
それぞれのキィの配置は上図のようになります。
上図のように、キィを押さえる場合は黒丸、押さえない場合は白丸で示しています。
第1オクターブのファ♯(ソ♭)
第1オクターブのファ♯(ソ♭)の替え指で、第2オクターブでも使えます。
ミからファ♯、ファからファ♯などの動きをスムーズにしたいときに便利です。
第1オクターブのソ♯(ラ♭)
第1オクターブのソ♯(ラ♭)の替え指で、第2オクターブでも使えます。
通常運指に比べてやや音が低めになります。
ファ♯からソ♯などの動きをスムーズにするのに便利ですが、音が低めになるため、通常運指では指回しが難しいフレーズの時のみ使うと良いでしょう。
第1オクターブのラ
第1オクターブのラの替え指で、第2オクターブにも使えます。
ラ♭からラなどの動きをスムーズにしたいときに便利です。
第1オクターブのラ♯(シ♭)
第1オクターブのラ♯(シ♭)の替え指で、第2オクターブでも使えます。
特に替え指①はブリチャルディキーを使った替え指で、ラ♯(シ♭)以外のキィを吹く時にブリチャルディキーを使っても普通の音が鳴るので、ラ♯(シ♭)がよく出てくる曲に使うと便利です。
ただ、ブリチャルディキーを押さえながらだと3オクターブ目のファ♯のみ音が鳴りませんので、ここだけ注意してください。
第2オクターブのレ
第2オクターブのレの替え指です。
通常運指と比べて、替え指②はやや音が高くなります。
特に、替え指①はドからレへの動きをスムーズにするのに便利です。
第2オクターブのミ
第2オクターブのミの替え指です。
レからミへの動きをスムーズにするのに便利です。
しかし、通常運指に比べて音が不安定であるため、通常運指では難しいフレーズの時のみ使うようにしましょう。
第3オクターブのド♯(レ♭)
第3オクターブのド♯(レ♭)の替え指です。
シからド♯などの動きをスムーズにするのに便利です。
第3オクターブのレ
第3オクターブのレの替え指です。
替え指①はドからレ、替え指②はド♯からレへの動きをスムーズにするのに便利です。
しかし、両方とも音が不安定ですので、ここぞという時だけ使うようにしましょう。
第3オクターブのレ♯(ミ♭)
第3オクターブのレ♯(ミ♭)の替え指です。
替え指②、③はやや高めになります。
替え指①はド♯からレ♯、替え指②はレからレ♯、替え指③はレ♯からファ(ファも替え指)への動きをスムーズにするのに便利です。
第3オクターブのミ
第3オクターブのミの替え指です。
替え指①はやや不安定、替え指②はやや低めに音が出ます。
替え指①はレからミ、替え指②はレ♯からミ(ミも替え指)への動きをスムーズにするのに便利です。
第3オクターブのファ
第3オクターブのファの替え指です。
通常運指に比べてやや音が低めです。
ミからファへの動きをスムーズにするのに便利です。
第3オクターブのファ♯(ソ♭)
第3オクターブのファ♯(ソ♭)の替え指です。
替え指①はやや高めに、替え指②はやや不安定となります。
特に、替え指①は吹きにくいファ♯(ソ♭)が安定するので、この音が苦手な方は替え指①を試してみると良くなるかもしれません。
第3オクターブのソ
第3オクターブのソの替え指です。
替え指①や②は低めになります。
替え指①はファからソ、替え指②はファ♯からソへの動きをスムーズにするのに便利です。
第3オクターブのソ♯(ラ♭)
第3オクターブのソ♯(ラ♭)の替え指です。
替え指①はやや低め、替え指②や③は低めになります。
特に、替え指①は鳴りにくいソ♯(ラ♭)の音が安定しますので、この音が苦手な方は替え指①を試してみてください。
第3オクターブのラ
第3オクターブのラの替え指です。
通常運指に比べ、やや不安定になります。
ラからシへの動きをスムーズにするのに便利です。
第3オクターブのラ♯(シ♭)
第3オクターブのラ♯(シ♭)の替え指です。
替え指①と②は高めになります。
替え指①と②はラ♯からシへの動きをスムーズにするのに便利です。
第3オクターブのシ
第3オクターブのシの替え指です。
替え指①は低め、替え指②は不安定になります。
替え指①と②はラ♯(替え指)からシへの動きをスムーズにするのに便利です。
替え指とは
フルートには正式な運指(教本などで推奨されている運指)とは別の運指が存在します。
この別の運指のことを「替え指」と呼んでいるのです。
例えば、以下の運指はシ♭の通常運指(上図)と替え指(下図)になります。
どちらも同じ音を奏でる運指なのですが、キィの押さえ方が違います。
このような通常の運指以外の運指を替え指と呼びます。
替え指をすることはアリなのか?
替え指というと、少し邪道な感じがしますよね。
替え指をしても良いのかどうかについては、替え指の特性を理解していれば使っても大丈夫です。
替え指の特性とは、替え指をしたことによって変化する音程や安定性のことで、替え指によっては通常運指よりも音が高くなったり低くなったりします。
なので、替え指の特性を理解した上で、曲の要所で使うのが良いでしょう。
なお、替え指の特性については「フルートの替え指(詳細)」で紹介していますのでご覧ください。
替え指をすべき場面
普段、私は通常の運指で演奏するようにしており、どうしても通常の運指では指が回らないときに替え指を使うようにしています。
これは、替え指に慣れてしまうと支障が出ることがたまにあるからです。
例えば、ブリチャルディキーはとても便利なキィなのですが、3オクターブ目のファ♯が出ないという欠点があります。
なので、それを忘れて演奏しているとファ♯をうっかりミスしてしまいます。
このように、替え指には特性があることが多いので、要所で使うことをおすすめします。
まとめ
本記事で紹介する替え指の一覧表は以下からダウンロードできます。
フルート替え指一覧表
最後までご覧になって頂き有難うございました😍
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