【フルートに彫刻を掘る方法】彫刻家かメーカーに依頼すること♫
執筆者紹介
当ブログでは、フルートを中心とした音楽情報に関するブログ記事を投稿しています😁
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たまに、フルートに彫刻をつけていられる方がいらっしゃいますよね😊
でも、彫刻ってどのように掘っているのでしょうか??
ということで今回は、フルートに彫刻を掘る方法についてご紹介していきます😆
彫刻とは、彫刻を掘る方法、その他のオプション、各メーカーにおけるオプションとその比較などについて紹介していきます🤩
では、行ってみよう♫
この記事はこんな方におすすめじゃ
・フルートのオプションについて興味がある人
・フルートの彫刻に興味がある方
・各メーカーのオプションを知りたい方
ちなみに、楽譜を自動で伴奏してくれるアプリがあることはご存知でしょうか??
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また、以下の記事ではMetronautを始めとした自動伴奏アプリやそれらの使い方について紹介していますので、こちらもぜひご覧になってみてください👍
楽器への彫刻とは
楽器への彫刻とは、楽器に色々な絵柄や文字を彫ることを言います😎
例えば、フルートの場合、リッププレートやキィに下記のような彫刻を彫ることが多いですね😊
基本的には、音色などに影響は与えず、外観をオシャレにするのが主な目的になります👍
引用:パールHP
引用:パールHP
彫刻 F & Q
音色に影響を与える??
基本的には音色や音程に影響を与えることはありません😊
音程に関しては、リップから管の先までの距離が重要なので、彫刻による微細な厚みの変化ではほとんど影響がありません😘
実際に、装飾したプロのフルートはよく見かけますよね😊音に悪影響を及ぼしていない良い例だと思います👍
後彫りもできる??
ヤマハ、パールなど主要なメーカーでオプションにより彫刻をつける場合は、後彫りはできません😅
基本的には、新品を受注生産で購入するときにオプションでつけることになります😙
一方、楽器彫刻を専門にされている方ならば、後彫りも可能です😊
この点に関しては、後述させて頂きます👍
好きな柄が彫れる??
こちらも、主要メーカーではメーカー指定の柄しか対応できない場合が多いですが、ミヤザワであればイニシャルや名前を彫る、アルタスであればご要望に応じて相談可能ということですので、各種メーカーに問い合わせてみましょう😚
一方、楽器彫刻を専門にされている方ならば、相談次第で色々な柄を彫ってもらうことが可能です😆
一般的な彫刻は??
一般的には、草花の絵柄が多いです😊
劣化が早くなる??
受注生産により彫る場合はそこまで影響がありませんが、後彫りする場合は多少影響が出てきます😅
例えば、メッキをかけているフルートを後彫りすると、その部分からサビが生じやすくなってきます😅
彫刻する方法
彫刻を彫ってもらうには、メーカーに新品の受注生産を依頼する際にオプションでつけるか、楽器彫刻家に後で彫ってもらうかになります😊
1つ1つ見ていきましょう♫
主要メーカー
ムラマツ
引用:MURAMATSU通信
ムラマツの彫刻は手彫りで、リッププレートとキィカップに施されます😎
DS以上のモデルで追加可能なオプションになります😍
パール
引用:パールHP
パールフルートはハンドメイドモデルで彫刻が追加オプションで可能です🤩
リッププレートが60,500円、キィカップが247,500円、全彫刻(キィカップ、タル部リング(上下)、足部リング、リッププレート、ヘッドクラウン)が308,000円になります😍
ヤマハ
引用:ヤマハHP
ヤマハフルートは、イデアルモデルのみ特注彫刻が可能です😘
手彫りによる彫刻で、ヘッドキャップ(33,000円)、銅輪(55,000円)、リッププレート(66,000円)、キィ(C足部管モデル:187,000円、H足部管モデル:198,000円)への彫刻が可能です😊
アルタス
引用:アルタスHP
ヘッドクラウン、バレル、リッププレートおよびキイカップなどに彫刻することができます😄
彫りたい絵柄は応相談とのことです😊
サンキョウ
引用:サンキョウHP
シルバーモデルのハンドメイドST, DT、Ag950、ピュアシルバー、ゴールドモデルの10Kゴールド、14Kゴールド、18Kゴールドにオプションで彫刻が可能です😊
ミヤザワ
引用:ミヤザワHP
リッププレートの彫刻はA〜Cタイプがあり、上図の絵柄になります😊
リッププレートAとBが55,000円、Cが715,000円、リッププレートや管体への名前・イニシャル彫刻は275,00円〜、ヘッドキャップ彫刻が13,200円、カップ彫刻が159,500円になります😊
楽器彫刻家
楽器彫刻家としては、森脇康晴さんを紹介したいと思います😎
森脇さんは管楽器を専門とした彫刻家で、フルート、サックス、トランペット、ホルン、トロンボーンなどに様々な彫刻を施してくれます😘
リンク:LOVE & HAPPINESS 森脇康晴_楽器彫刻家
プロフィール
楽器彫刻家。1959年生まれ。岡山県出身。神戸大学大学院機械工学専攻。東京都在住。
自動車会社の設計部を経て、広報・宣伝部に移籍。当時、デヴィッド・サンボーン氏の音楽を聴いて衝撃を受け、退社して音楽専門学校メーザーハウスでサックス奏者の沢井原兒氏に師事。
その後、サックスメーカーで製造や企画・開発に携わる間に彫刻技術を覚える。
その頃、オリジナル彫刻を手掛けた代表作品は、本多俊之氏の恐竜。
サックスメーカーを退社して以降は、PR業界や音楽業界の仕事に携わりつつ、楽器彫刻の作品を産み出している。
引用:LOVE & HAPPINESS 森脇康晴_楽器彫刻家
ツイッター:https://twitter.com/loveandhappi
フェイスブック:https://www.facebook.com/loveandhappinessjapan/
作品
引用:LOVE & HAPPINESS 森脇康晴_楽器彫刻家
森脇さんの作品の一部を引用させて頂きました😎
どれも、素晴らしい出来栄えです🤩
基本的には、花+植物柄の彫刻を引き受けてくれるようですが、オリジナリティが凄いですし、お客さんの要望に合わせて色々工夫してくださるようです😆
森脇さんの掘り方は彼曰く「ギザギザ彫り」というサックスなどの管楽器で使われる手法で、フルートに使われる「スジ彫り」ではないとのこと😘
「スジ彫り」は部品の段階でしか使えない技術であるため、森脇さんは「ギザギザ彫り」を採用しているようです😊
後彫りでオリジナリティのある絵柄を彫ってもらうには、森脇さんに依頼するしかいないのではないでしょうか??
フルート彫刻のお値段
では、主要メーカーにおける彫刻オプションのお値段比較をしてみたいと思います😆
どこのメーカーも価格は大体同じですね😎
従って、彫刻の種類や自分の欲しいフルートを中心に選ぶのが良いと思います👍
なお、フルート自体の相場を知りたい方は以下の記事をご覧ください👍
フルートのオプションとは
ここでは、代表的なオプションについて紹介していきたいと思います😎
なお、フルートの基本的なことを学びたい方は以下の記事をご覧ください😆
Eメカニズム
第3オクターブのE音(ミ)を発音し易くするシステムです😆
上図の水色部分がEメカニズムです😘
Cisトリルキー(C♯トリルキー)
引用:アルタスHP
ド♯の音が安定し、Aisレバーの上側のキーを用いることで、シ-ド♯、ド-ド♯のトリルが容易になります😆
第3オクターブのG♯も安定します👍
G-Aトリルキー
引用:アルタスHP
第3オクターブのソ-ラのトリルを容易にするキーです😊
H足部管
通常のフルートはC足部管で、それよりも少し長い足部管がH足部管になります😊
C足部管では最低音が第1オクターブのドですが、その半音低いシの音を出すことができます😊
D♯ローラー
引用:アルタスHP
レ♯-ド♯のスライドを容易にしてくれるローラーです😊
彫刻
リッププレートやキィカップに装飾を施すことです😁
彫刻に関しては、詳しく後述します👍
各メーカーのオプション比較
*各情報は各メーカーのホームページより引用。
*上表のオプションは全てのモデルでつけられるわけではないので、ご注意ください。
代表的な5つのオプションは、全てのメーカーでほぼ対応できます😎
一方、その他の部分は、各メーカー独自のオプションであるため、個々に特徴があります😄
その他の部分について、個々にみていきましょう👍
なお、これらの代表的なメーカーについて知りたい方は以下の記事をご覧ください😘
ムラマツのオプション
<ヒンジ付きのEメカニズム>
ヒンジによって、Eメカの機能を外すことができるメカニズムです😆Eメカをつけているとミの音色が若干変わるため、それをコントロールすることができます😊
<ツバサリップ>
マウスピースのホールの左右両側にやや盛り上がった突起部分を翼のように設けたもので、表現力が豊かになるなどの効果があるようです😘
DS以上のモデルで可能です😚
<ラージGisキー>
Gisレバーを少し長く大きくし、操作しやすいようにしたものです😎
パールのオプション
<菅厚オプション>
パールフルートは、ゴールドが0.30mm、シルバーが0.40mmの菅厚になっています😎
各モデルと対応可能な管厚は下記になります😘
*参考情報:パールHP
<メッキオプション>
ローズ・ゴールドメッキとシャンパン・ゴールドメッキが可能です😘
ヤマハのオプション
以下のオプションは、全てハンドメイド・イデアルのみのオプションとなります😘
<G#オープン>
通常ある裏側のG#トーンホールがなく、Eメカニズムなしでも第三オクターブのEが容易に鳴らすことができます😎
<メッキオプション>
金メッキと銀メッキが可能です😍
<管体肉厚>
・14K・18Kゴールドフルートモデル(通常0.30mm)→0.35mm
・シルバーフルートモデル(通常は0.38mm)→0.35mm or 0.43mm
アルタスのオプション
<αヘッドクラウン>
3種類のヘッドクラウンがり、体積の違いにより、吹奏感や音色が変化します😁
<VAヘッドジョイント>
14Kライザーとαヘッドクラウン3種を標準で採用したモデルで、重厚で深みのある響きを生み出します😎
サンキョウのオプション
<ニューEメカシステム>
第3オクターヴのE音の発音を容易にするシステムで、従来のEメカ付きでは使えなかったG-Aトリル(ソ-ラ トリル)の運指も可能です😄
全ての三響フルートに費用不要でこのオプションがつけられます😍
ミヤザワのオプション
<B-tube(Low-H延長管)>
B-Tubeを足部管の先端に差し込むことで低いCの運指でHの音(シの音)が出るようになります😆
つまり、C足部管がB-tubeを付けることでH足部管のようになるということですね😊
まとめ
さて、本記事をまとめますと・・・
・彫刻とは:楽器に色々な絵柄や文字を彫ること
・彫刻する方法:メーカーにオプションでつけるか、楽器彫刻家に後で彫ってもらうか
・フルート彫刻のお値段:リッププレートが6万円前後、キィカップが20万円前後
最後までご覧いただき有難うございました😎
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