フルート初心者におすすめな基礎練習メニュー
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フルートを始めたばかりだと、基礎練習といっても何をすれば良いかわからないですよね。
ということで、今回は初心者の方にフォーカスした基礎練習メニューについてご紹介していきたいと思います。
私自身の経験をもとに初心者の方がまずやるべき練習メニューを考えてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
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また、以下の記事ではMetronautを始めとした自動伴奏アプリやそれらの使い方について紹介していますので、こちらもぜひご覧になってみてください👍
基礎練習をする目的
さあ、さっそく基礎練習を始めましょう‼️・・その前に基礎練習は目的によってどのような練習をするかが決まりますので、基礎練習をする目的について始めに確認しておきましょう。
例えば、基礎練習をする目的とそれを達成するための練習例を示すと以下のようになります。
<基礎練習をする目的と練習例>
・キレイな音を出したい→ロングトーン
・難しいフレーズが吹けるようになりたい→音階練習
・タンギングのスピードをあげたい→タンギングの練習
・低い音から高い音を急に吹くことができない→跳躍の練習
このように目的によって行う基礎練習が変わってきますので、自分がどのような能力を高めたいのかを考えた上でどのような基礎練習をすべきか選びましょう。
フルート初心者用の基礎練習
フルートの基礎練習というと様々な練習がありますが、私が初心者の方におすすめしたいのは「ロングトーン」と「音階練習」です。
この2つをしっかりやれば十分に上達します。
従って、本記事では「ロングトーン」と「音階練習」に的を絞ってご紹介していきます。
おすすめ基礎練習:ロングトーン
・音が安定しているか確認しながら吹く
・良い音が鳴る吹き方を考えながら吹く
・mfの音量でで吹く
ロングトーンとは、上の動画のように1つの音を伸ばして音色を整える練習です。
ロングトーンの目的は、①:音を安定させる、②:音色を作る、③:音程を整える、④:音色をキレイにするなど様々ですが、初心者の方は①と④を特に意識していきます。
この2つが安定して演奏できると、自分の演奏が格段に良くなりますよ。
音を安定させる
初心者のうちは、一発目から音が鳴らなかったり、吹いているうちに音が不安定になっていったりしますよね。
まずは、この2つに注目して意識しながら練習していきましょう。
一発目から音を鳴らす練習
一発目から音を鳴らすのは結構難しいです。
これを克服するためのおすすめな練習方法は「構える→吹く→フルートを離す」を繰り返すことです。
私は低音の音を一発で鳴らすのが苦手なので、良くこの練習方法を行います。
毎日練習すると次第に一発目で音が鳴るようになってきますので、ぜひトライしてみてください。
音を安定させる練習
吹き始めは音が安定していても、次第に音が不安定になっていくことはよくあります。
これを克服するためには、「ソノリテ」がおすすめで、ロングトーンをしながら徐々に音を低くしていくのです。
常に安定した音が鳴るか意識しながらソノリテを行うと次第に音が安定していきますよ。
ソノリテについては次の項目もご覧ください。
ソノリテ
ソノリテとはフランス語で「音質」という意味で、均一な音色を出すための練習のことを言います。
ロングトーンで音を出しつつ、半音ずつ下がっていく、あるいは半音ずつ上がっていくという練習方法になります。
有名なのは、上図のマルセル・モイーズ著の「ソノリテについて」です。
私もこの本の一部を使ってレッスンしました。
ソノリテの練習をする場合、ロングトーンの最中に音量、音程や音色が変化していないかに注意するのがポイントです。
ソノリテについては、プロフルーティストの立花さんの動画も参考になりますのでご覧ください。
音色をキレイにする
音色をキレイにするには、構え方、アンブシュア、アパチュア、吹き方など、色々な要素を鍛えていく必要があります。
その土台づくりとして、ロングトーンにより音色を良くしていくと曲を演奏する際にも音色が整っていきます。
実際にはメトロノームをテンポ60〜80にセットしながら、低音から順番に音を真っ直ぐ伸ばしていきます。
その際には、以下の項目で紹介していることを意識しつつ、どうしたら良い音が鳴るのかを考えながら吹くと上達します。
構え方
図のように構えます。
コツとしては、肩の力を抜いて少し体全体を右に傾けるように持ちます。
また、左足を前にし左足のかかとに右足がくるようにし、右手で持っているフルートを少し前に出すと構えが安定します。
フルートの角度は自分のちょうど良い角度を探していきます。
頭部管の傾きも自分の好みで決めて良いので、自分の吹きやすい角度を探っていきましょう。
ちなみに、私は内側に頭部管をセットするのが好みです。
アンブシュア、アパチュア
実は、私はそこまでアンブシュアやアパチュアの形を意識しません。
それよりも、良い音が鳴った感覚を覚えておいて、曲を演奏する際にもそのイメージで吹くようにしています。
なので、特に初心者のうちはアンブシュアやアパチュアを意識するというよりかは、良い音が鳴る感覚を覚えるというのに集中するのが良いでしょう。
吹き方
吹き方に関しては、少し口の中を広げてお腹から声を出すようなイメージで吹くと柔らかく良い音が鳴ります。
あとは、息のスピード、息の角度、唇の固さなども重要ですので、ロングトーンをしながら最適な吹き方を自分で編み出していくのが良いです。
なお、音色を良くする方法については以下の記事も参考にしてみてください。
おすすめ基礎練習:音階練習
続いておすすめなのが「音階練習」です。
音階練習とは、上図のようにその調に合わせた音階を練習していくことを言います。
主な目的としては、指回しを良くする、難しいフレーズを吹けるようにする、スムーズに吹けるようにするなどが挙げられます。
音階練習をすると、難しい曲を演奏できるようになっていきますので、初心者の方におすすめな練習方法になります。
音階練習で意識したいこと
・正確に吹く
・メトロノームを使う
・一定の音量で吹く
・1つ1つの音符をしっかり演奏する
音階練習をするときによくやってしまうのが、得意なフレーズは早く、苦手なフレーズを遅く演奏してしまうことです。
従って、メトロノームをつけながら正確なテンポで練習するよう心がけましょう。
また、難しいフレーズを演奏するとき、フレーズの真ん中の音(上図)が小さくなりがちなので、1つ1つの音を同じ音量で演奏できるよう練習しましょう。
なので、初めはゆっくりのテンポで練習し、慣れてきたらテンポを早めていくのが効果的です。
実際に音階練習をしてみよう
では、実際に音階練習をしてみましょう。
上記のダウンロード先から楽譜がダウンロードできますので、音源に合わせて一緒に練習していきます。
「音階練習で意識したいこと」で紹介した注意事項を意識しながら練習してみてください。
なお、上記の様な形式のオリジナル練習楽譜を無料で配布していますので、音階練習したい方は以下の記事から楽譜をダウンロードしてみてください。
おすすめな1日の基礎練習メニュー
初心者の方におすすめな1日の基礎練習メニューを考えてみました。
まずは、音の安定と向上を目指して低音から順番にロングトーンをしていきます。
次に、ソノリテでさらに音を向上させます。
続いて、難しいフレーズが吹けるようになるために音階練習をします。
ここまでで基礎練習は終わりにして、最後に自分の好きな曲を練習しましょう。
このメニューを毎日こなせば自ずと基礎力が上がり上達していくでしょう。
さらに基礎練習をしたいなら
・様々なロングトーン
・ハーモニクス(倍音)
・タンキング
さらに基礎練習をしたいならば、「様々なロングトーン」、「ハーモニクス」、「タンキング」がおすすめです。
特にハーモニクスは音色をキレイにする上で効果的で、私はハーモニクスを練習に取り入れたときにメキメキ実力が向上していったのを感じました。
ハーモニクスについては以下の記事で詳しく紹介しているので、こちらの記事をご覧ください。
基礎練習の経験談
私の9年間に及ぶ練習生活の中での基礎練習部分についてご紹介していきます。
実際にやってみて良かったこと、悪かったことなどを実例を挙げていきますので、ぜひ参考にしてみてください・
フルートを始めてから3年目までは基礎練習をしなかった
私は大学生になってからフルートを始めています。
しかし、当時は楽しく演奏することに重点を置いていたので、音楽教室の課題と自分の好きな曲ばかり練習していました。
それなりに上達することはできましたが、今考えると基礎練習が不足していたため正確なリズムで演奏する技術やスムーズな演奏をする力が不足していたなと思います。
4年目から基礎練習を始める
4年目からは、さらに上達するにはどうすれば良いのかを考えるようになり、その1つの試みとして基礎練習を始めした。
当時は、難しいフレーズを吹けるようになりたかったため、音階練習を重点的にやっていました。
具体的には、「トレバーワイ第2巻」を毎日練習。
音楽教室の課題、自分の好きな曲の練習に加えて音階練習をすることにより徐々に難しい曲ができるようになっていきました。
5年目、6年目でさらに他の基礎練習を取り入れる
5年目になると、さらに他の基礎練習を先生から習ったので、それらを取り入れるようになります。
具体的には、ソノリテとハーモニクスです。
ソノリテとハーモニクスはレッスンで教えてもらったことをひたすら復習していました。
特に、ハーモニクスは効果的でハーモニクスの練習をするとすぐに音色が良くなりました。
一方、この時期から練習における基礎練習の割合が増えていき、全体の練習時間のうち基礎練習が50%、好きな曲の練習が25%、レッスンの課題曲が25%という割合になっていきます。
途中で気づくのですが、この時は基礎練習に時間を使いすぎていたため、少し上達スピードが遅くなります。
この後に思ったことは、基礎練は大事だが少ない時間の中で基礎練の時間を多く設けすぎると曲の練習が疎かになるため効率が悪くなってしまうのだなということ。
1日に数時間以上練習できる方はともかく、1時間以下の時間しか練習できない場合は基礎練の割合を30%程度に下げたほうが良いと考えるようになりました。
7年目以降は30%程度に
7年目以降は、低音のロングトーンと一発で音を出す練習、音階練習を基礎練とし1日の練習時間の30%程度に抑えて、後の70%はレッスンの課題曲と自分の好きな曲の練習に充てることにしました。
このスタイルが今の所自分の上達に一番効率の良い練習方法となっています。
皆さんも自分が確保できる練習時間や目的に応じて基礎練時間を設けるようにしてみてください。
みんながどのくらい基礎練しているのか調べてみた
*本データは引用して頂いて構いません。
私は1日における基礎練習の割合は30%くらいですが、皆さんはどのようにしているのでしょうか??
それを調べるために、X(Twitter)でアンケートを取ってみました。
結果としては、176票中、第1位が1%〜30%(47.2%)、第2位が30%〜60%(33.5%)でした。
この2つで80.7%と全体の大部分を占めていましたので、1日の基礎練時間を1%〜60%ほどにしている方が多いということがわかりました。
どれくらい基礎練をやるべきか悩まれている方は参考にしてみてください。
*実際のアンケート模様は↓
おすすめ基礎練用の楽譜
私が初心者の方におすすめしたい音階練習用の教本は「トレヴァー・ワイ フルート教本 第2巻」です。
私が音階練習用として1番最初に使った教本で、難易度が低くページ数も少ないのでサクサク進めるのが特徴です。
例えば、最初のページは「ドレミファミレド〜」のような簡単な音階を繰り返して練習するという内容です。
あまり自信のない方は、まずはこの教本から練習してみるのはいかがでしょうか??
他のおすすめ教本については以下の記事で紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
まとめ
さて、本記事をまとめますと・・・
<フルート初心者におすすめな基礎練習メニュー>
①:ロングトーン
②:ソノリテ
③:音階練習
④:曲の練習
最後までご覧になって頂き有難うございました😍
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